この記事はこんな方向けです
こんにちは!
機械系バイヤーのザク(@zaczac_21_1)です!
私は社会人歴7年目のメーカー勤務のサラリーマンです
職種は購買で、普段は部品の調達業務を行っています😄
また、私はインデックス投資と高配当株をメインに資産運用していて
高配当株投資のため簿記を取得し、企業の財務状態や配当金、将来性などを調査しています
将来性を見定めるときは普段の購買業務で感じる世界情勢を考慮しながら行っていますよ!
そんなザクがこの記事では
などを解説していきます!
というわけで、今回のテーマはこちら!
【銘柄分析】バルカー:7995 将来性十分?強みは半導体関連事業!更なる成長に期待!【高配当株】
個人的には、『買い』だと判断しました!
多くの人がご存知のようにバルカーは財務安定、収益性も良好です
ただ、成長性やその根拠となる理由を示してくれている方は少ないですね😅
調べると先端産業(半導体)分野において、今後の成長がかなり期待できる事が分かってきました!
バルカーってシール製品がメインでしょ〜?
半導体にどう絡むの〜?
って方にもできるだけ分かりやすく解説します!
では、ご覧ください!😄
スポンサーリンク
会社概要
まず会社概要から
バルカーは主にシール製品を製造販売しているメーカーです
シール製品とは、配管から気体・液体の漏れを防ぐものです
例えば、こんなゴムでできたOリングなどがあります
これを配管の繋目に使うことで隙間を無くして漏れを防ぎます!
こんな感じの製品です
(参考)潮物産株式会社より
事業内容
主な事業内容は3つ
- シール製品事業
- 機能樹脂製品事業
- シリコンウエハーリサイクル事業他
売上比率はこんな感じ
これを見ると、なんかシール製品事業に偏ってる…?
と思ってしまいますよね😅
ただ、同じシール製品事業でも市場は多岐に渡るようです!
つまり、分野(市場)の異なる色んなお客さんに売っているということです!
だから、たまたまどっかの分野が調子悪くても他の分野のお客さんで売上をカバーできます
これは強いですね
販売先が依存しておらず、うまく分散して売上の減少リスクを抑えています
具体的に言うと販売市場とその売上高はこんな感じ
めちゃくちゃバランスが良いですよね!
ちょうど3等分ぐらいです
ちなみに各市場の細かい用途はこちら
バルカーの強み
バルカーは補修によって儲けている会社です😎
どういうことかというと
バルカーが製造しているシール製品は消耗品で交換が必要です
だから、定期的にメンテナンスが行われており、交換時期になったら取り替えています
このため、常にバルカーは補修用の部品としてシール製品を供給・販売し続けているんですね!
よって、安定して利益を稼ぐ事ができるというわけです
これは今までの信頼と実績がなせる技ですね!
こんなの新規参入業者が入る隙間はありません笑
スポンサーリンク
現状分析
財務状況
総資産は順調に伸びていて問題ありません!
自己資本比率も良い感じに伸びてきています😄
70%に迫る勢いで、及第点と言われる40%を余裕で超えています
財務状態は健全そのもの!
まったく不安要素はありません!
収益状況
売上高はここ10年で順調に伸びてきています
コロナの影響で若干落ち込みましたが、2022年は持ち直す予想です
コロナで落ち込んだ頃に比べるとかなり落ち着いてきているので、今後はここまで落ちることも無いでしょう😄
一株当たり利益EPSはちょっと落ち込んでいます
もうちょっと頑張って欲しい…😓
まあ、及第点といったところでしょうか笑
自己資本利益率ROEは概ね9%前後!
これはいい感じです!
営業利益率は9%前後
これも製造業の中では高いですね!😄
十分な水準です!
配当
配当金は概ねキレイな右肩上がりです
コロナの影響で2021年は減配となりましたが一時的なものみたいです
2022年は100円に戻る予定ですね
こういう推移だと今後も増配を続けてくれて、さらなる高配当化が見込めます!
高配当株投資家としては嬉しい限りです!✨✨
配当性向は結構高めですね
そこまで無理してるわけではありませんが…😅
2020年、2021年ともに50%を超えています
株主還元意識が高いのはありがたいですが、高すぎると逆に減配懸念が出てきますからね笑
まあ、全体的に見るとそんなに問題ないかなー!
スポンサーリンク
株価
2018年は米中貿易摩擦で
2020年はコロナでがくっと下がっています
しかし、全体的には上昇傾向
会社の売上高推移と概ね一致している感じがあります😀
このまま売上も伸びてくれれば株価も上昇してくれそうですね!
経営計画に対する考察
経営計画の概要
経営計画はありますが、2021年3月期第2四半期決算と同じPDFに書かれています
分かりにくいから2つに分けてくれたらいいのに…😅
とはいえ、この中に中期と長期の経営計画がまとめられていました
先ずはざっくり見てみます
2027年の売上目標がすごい数値です笑
現状482億円ですが、目標は800億円です
かなり強気だなあといういう印象
さらに詳しく見ていきましょう!
注目は先端産業(半導体)市場!
まず、個人的に注目すべきは先端産業市場だと思います😎✨
経営計画によると、先端産業市場をどんどん伸ばしていくみたいですね
2023年3月期市場別売上目標を見ると
機器市場とプラント市場は微増(10%未満)
対して、先端産業市場は30%増加です😄
みなさんご存知の通り、最近はデジタル化の波が激しいですよね!
DXという言葉もよく聞かれます!
会社の設備・システムもどんどんデジタルに置き換わっているという方も多いのでは?
そのデジタル化に必要なのが半導体を使ったデジタル機器
そして、半導体を作るには半導体製造装置が必要です
で、バルカーのシール製品はその半導体製造装置に必要不可欠な部品なんですね〜
例えば、こんな感じでたくさん使われているみたいです!
ちなみにこの資料はバルカーと対をなすニチアスのものです
分かりやすかったので拝借しました笑😓
実際に過去の市場別売上を見ると、先端産業市場が明らかに伸びていることが分かります
こちらです
機器市場、プラント市場はほぼ横ばいですね
これを見ると先端産業市場が更に伸びていきそうだと考えられます!
先端産業(半導体)市場の予測
また、経産省が公表している半導体製造装置市場の予測を見てみましょう
黄色で囲った部分に注目です😎
これを見ると半導体関連は成長の余地がまだまだある事が分かります
この分だと売上高も伸ばしてくれて、将来的に増配してくれる期待が高まりますね!
今までは信頼と実績のある機器市場、プラント市場の売上を活用して、先端産業市場での販売を成長させてきていました
今後はこの先端産業市場がバルカーの最重要市場かつ、稼ぎ頭になりそうですね!😄
スポンサーリンク
注目高配当株
個人的に注目している銘柄をこちらで紹介していますので参考にしてみてください😀
兼松エレクトロニクスは既に高配当ですが、企業のDX化をサポートするサービスやシステムを販売しています
市場の方向性にもマッチしていて今後さらに伸びる可能性を秘めており、注目の銘柄です
日本特殊陶業既に同じく高配当ですが、電気自動車にも使われる個体電池が今後さらに伸びる可能性を秘めていて、注目の銘柄です
まとめ
まとめます!
この記事では、バルカーの財務状態・収益性・将来性について考察しました!
そして、個人的には『買い』だと判断しました!😄
財務状態も良くて、収益性もグッド!
そして、半導体分野において今後の成長に期待が持てるからですね✨
経営計画と市場のデータを照らし合わせてみても客観的に成長していきそうだと個人的には思います
以上となります!
ご覧頂きありがとうございました!
コメント