【銘柄分析】フィード・ワン:2060 アジア事業の将来性にも期待!【高配当株】

高配当株投資 銘柄分析

この記事はこんな方向けです

  • フィード・ワンが高配当株としての投資に見合うか知りたい!
  • フィード・ワンの財務状態や株主還元方針を知りたい!
  • フィード・ワンの将来性を知りたい!

こんにちは!

機械系バイヤーのザク(@zaczac_21_1)です!

私は社会人歴7年目のメーカー勤務のサラリーマンです

職種は購買で、普段は部品の調達業務を行っています😄

また、私はインデックス投資と高配当株をメインに資産運用しています

高配当株投資のため簿記を取得し、企業の財務状態や配当金、将来性などを調査しています

将来性を見定めるときは普段の購買業務で感じる世界情勢を考慮しながら行っていますよ!

そんなザクがこの記事では

  • フィード・ワンの会社概要
  • フィード・ワンの財務状態、株主還元方針
  • フィード・ワンの将来性

などを解説していきます!

というわけで、今回のテーマはこちら!

【銘柄分析】フィード・ワン:2060 アジア事業の将来性にも期待!【高配当株】

個人的には、『買い』だと判断しました!

正直、高配当株としての存在感は薄い企業だと思います笑

利回りもそこまで高くないですからね

個人的なフィード・ワンに投資する主な目的は、セクター分散です

フィード・ワンは生活する上で無くてはならない家畜のエサを作ってます

つまり、非景気敏感株で分散投資の一角に据えれば安定配当に一役買うと言うわけです

更に割と若い企業であり、海外事業への伸び代がかなりありと思うので今後業績が伸びて、高配当化すると思ったからですね

根拠や詳細は下記にて示していますのでぜひご覧ください!

なお、本ブログは特定銘柄への投資を推奨するものではありません!投資に関してはあくまで自己責任でお願いします!

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会社概要

会社概要

フィード・ワン株式会社は飼料メーカーです

飼料とは牛、豚、魚などに与えるごはんのことです!

つまり、家畜用、養殖用のエサを作っている会社ですね😲

僕たちが美味しい肉や魚を食べれるのは、牛・豚・鶏・魚達に美味しいエサを与えているからですね!

飼料の意義、役割

飼料というのは、あまり馴染みがなかったですが、いざ調べてみると生活に欠かせないと言うことがよく分かりました

スーパーで売られている肉や魚のほとんどはこの飼料で育てられているそうです

社長によると、飼料が無くなれば、スーパーの7割ぐらいの食料品は無くなるんだとか笑

メイン事業は飼料の製造、販売のようですが、普通に豚肉や卵の販売もしているみたいです

その他には初めてのクロマグロ完全養殖化や、ペットフードの販売など食に関連して多岐に渡ります

このフィード・ワン株式会社は民間企業で売上・販売量で国内トップです

事業内容

主な事業内容は4つ

畜産事業 

水産事業 

食品事業

海外事業

売上比率はこんな感じ

畜産事業と水産事業で75%ほど

食品事業で20%ほど

海外事業が1%ほど

2021年通期の売上はこんな感じです

畜産事業

畜産事業は先程説明した牛、豚、鶏用のエサを作る事業です

メインの家畜用飼料では高いシェアを誇っており、養鶏用飼料で国内トップ、養豚用飼料及び養魚用飼料でも高いシェアがあるみたいですね!

水産事業

水産事業は魚用のエサを作る事業です

こんな感じの顆粒製品を製造・販売しています

食品事業

自社の飼料のノウハウを活かしながら、豚自体も育てて食肉も売ってるみたいですね

他にはマジックパールという卵も売ってるみたいです

どんな味がするのか気になりますね!笑😎

海外事業

ベトナム・インド・インドネシアで海外展開しています

メインはベトナムとインドです

ベトナムでは畜産飼料、インドでは水産飼料の製造販売を行っています

ようやく種まきが終わった段階でここから売上の拡大を図っていくようです

フィード・ワンの強み

他社にはない総合力とコンサル力

社長いわくフィード・ワンの強みは総合力

全国に販売店がありネットワークが築けているのは他のメーカーにはない強みみたいですね

海外に工場をもつ飼料メーカーもフィード・ワンだけのようです

また、営業マンが一種のコンサル的な役割を担っており、どんな飼料が適切かアドバイスに乗ってくれるそうです

単に飼料を売るだけではなく、農家の悩みに答えられるようにというのが会社の基本方針みたいですね!

これは他社にはないサービスで家畜農家さんからしたら、非常にありがたいサービスですよね!

アメリカの会社と独占契約し、ゲノム解析なども行っているそうです

ゲノム解析によって、どうしたら豚たちが元気に美味しく安全に育つエサを作れるか研究してるんですね!

乳牛にゲノム解析 フィード・ワン - 日本経済新聞
配合飼料大手のフィード・ワンは乳牛のゲノム解析事業に参入する。子牛の遺伝子を解析し、将来の乳量や寿命、疾病リスクなどを予測する。国内の乳牛のゲノム解析は北米などに比べて普及が遅れている。環太平洋経済連携協定(TPP)の発効で、輸入品チーズの関税が引き下げられ市場価格の下落が予想されるなか、担い手不足に悩む国内の酪農業の...

無記名アンケートの実施

会社では定期的に無記名アンケートを実施して、社長義直接社員の声を聞いているそうです

経営統合して初めてのアンケートときは、統合の賛否などでそれなりに厳しい意見も出たみたい笑

社長への批判も含めて出てくるらしいです

その他には普通に待遇の意見だったり、会社への経営や実務に関する改善意見も出るとのこと

まあ、どこまでそれが効力を持っているかは疑問ですが、そのような取り組みをすること自体は良いことですね

(うちはそもそもアンケート自体ありませんが…笑)

ぜひ、今後も続けて貰って風通しの良い会社を作っていってほしいものです笑

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現状分析

分析の基準

分析はこちらの基準と比較しながら行っています😀

詳細を知りたい方は参考にしてみてください!

財務状況

総資産は順調に伸びています

稼いだお金をしっかり蓄積しているようですので大きな問題は無さそうです

自己資本比率は良い感じに伸びてきています

今は40%を超えており十分な水準です

現金等も順調に伸びています

イイ感じです!

収益状況

売上高は微増って感じです

売上が大きく跳ねるようなビジネスではないと思うので特に問題ないかなと思います

一株当たり利益EPSはちょっと波がありますね

理想的な推移ではありませんが、及第点といったところでしょうか笑

自己資本利益率ROE10%前後を推移しており、これはいい感じ

営業利益率は2%前後

正直、これはかなり低めですね

かなりネガティブな印象です

これだけで投資を辞めるという人もいるかも知れません笑

配当

配当金はキレイに右肩上がりです

減配は無く、定期的に増配してくれてます

こういう推移だと今後も増配を続けてくれて、さらなる高配当化が見込めますね!

配当性向については全く無理のない水準です

基本的な株主還元方針も配当性向25%以上を謳ってます

株価

ここ最近は低迷しています

そのおかげで高配当化もしているわけですね

個人的にはこのまま底打ちして横ばいを続けて、海外事業の売上拡大の兆しが見えれば、株価も上がって来るんじゃないかなぁと思います!

関連会社

主要株主はあの三井物産

現時点で三井物産が株の24%程度を保有しており、フィード・ワンは三井物産の持分法適用会社となるそうです

更にフィード・ワンの社長は元三井物産の社員だそうなので、がっつり影響受けてると言えるでしょう笑

  • 持分法適用会社を超ざっくり言うと完全子会社の弱い版ですね。親会社が子会社の株をそれなりに持ってるから子会社の決算の一部を親会社に反映させます。まあ、ハトコぐらいの関係ですかね笑
  • https://www.smd-am.co.jp/glossary/YST2855/

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経営計画~将来性の考察~

HPを見ると、中期経営計画が公表されています

長期経営計画は無いみたいです

今後の計画としては、メインの畜産事業を基盤として、水産事業・海外事業・食品事業を強化していくという事です

個人的には水産事業・食品事業がそこまで伸びるのか疑問ではあります

特に根拠が明示されてるわけでもないですしね

しかし先述の通り、フィード・ワンはインドとベトナムに工場を持っており、これは国内他社にはない強みと言えます

両国ともこれからの人口増加も激しく、国としての成長に大きな期待が持てます

インドとベトナムの人口を調べてみましたが、下記のように右肩上がりです

また、国内総生産GDPも右肩上がり

見ての通り、インド・ベトナムは成長著しいですね!

また、外務省(だったかな、、、?)が公表している今後の人口推移予想を見ても2050年まで増え続ける予想です

これだけ人口が増えていけば、食料の必要数も増加します

GDPが増えれば、経済が豊かになり、美味しい肉や魚を食べる需要も増えると思います

そうなれば飼料で育てられた美味しい豚・牛・魚の消費量が増えるということです

海外事業は始めたばかりであり、ようやく地盤が整った段階のようですので、市場の成長性を考えてもかなりの伸びしろがありそう!

と考えています😤

ただし、ようやく地盤固めが終わった段階なので今後の動向は注視しておくべきでしょうね!

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注目高配当株

フィードワン以外にも個人的に注目している銘柄をこちらで紹介していますので参考にしてみてください😀

日本特殊陶業は既に高配当ですが、電気自動車にも使われる個体電池が今後さらに伸びる可能性を秘めていて、注目の銘柄です

バルカーは工場などで使われるシール製品で有名ですが、半導体製造装置に欠かせない部品も作っています

デジタル化に欠かせない部品を作っているので、現時点で既に高配当ですが今後の成長にも期待できます!

まとめ

まとめます!

この記事では、フィード・ワンの財務状態・収益性・将来性について考察しました!

そして、個人的には『買い』だと判断しました!

財務状態もそれなりに良くて、収益性もぼちぼちで、今後の成長に期待が持てるからですね

あくまでセクター分散が最大の目的なので積極投資するようなことはしません!

あくまで、トッピング的な位置づけで買っていこうと思います!

最後まで読んでみて面白かった!

参考になった!

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以上となります!

ご覧頂きありがとうございました!

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