【銘柄分析】センチュリー21ジャパン:8898 将来性・収益性・財務状態を解説【高配当株】【株式投資】

高配当株投資 銘柄分析

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この記事はこんな方向けです

  • センチュリー21・ジャパン(以下センチュリー21)が高配当株としての投資に見合うか知りたい!
  • センチュリー21の財務状態や株主還元方針を知りたい!
  • センチュリー21の将来性を知りたい!

こんにちは!

機械系バイヤーのザク(@zaczac_21_1)です!

私は社会人歴7年目メーカー勤務のサラリーマンです

職種は購買で、普段は部品・製品の調達業務を行っています😄

また、私はインデックス投資と高配当株をメインに資産運用していて

高配当株投資のため簿記を取得し、企業の財務状態や配当金、将来性などを調べています

将来性を見定めるときは普段の購買業務で感じる世界情勢も考慮しながら行っていますよ!

そんなザクがこの記事では

  • 会社概要
  • 財務状態、株主還元方針
  • 将来性

などを解説していきます!

というわけで、今回のテーマはこちら!

【銘柄分析】センチュリー21ジャパン:8898 将来性・収益性・財務状態を解説【高配当株】【株式投資】

現段階では『ちょこ買い』が妥当だと考えていまて、検討の余地は十分にあると思います

そう判断した理由などは詳しく解説しますよ😄

センチュリー21は財務面はかなり良好です

一方、収益性に関しては成長が止まり、若干下降気味…?

このまま収益の低下が続いたら、ますます株価は下がるし、減配もされるでしょう

なので、個人的なポイントは収益性がどんどん下がってしまわないかどうか?です

では、ご覧ください!😄

  • なお、本ブログは特定銘柄への投資を推奨するものではありません!投資に関してはあくまで自己責任でお願いします!

会社概要

会社概要
  • 不動産流通会社
  • 伊藤忠商事のグループ会社(伊藤忠商事が49%の株式を保有)
  • 直営店がなく、実店舗はフランチャイズ店舗のみ
  • 始まりはアメリカのセンチュリー21(現在はセンチュリー21リアルエステートという名称になってます)

沿革

センチュリー21の概要を把握するためにまず沿革を見ていきましょう

沿革はなかなか珍しかったですよ

この会社は1971年にアメリカ人二人がセンチュリー21を作った事から始まります

そして、1983年に伊藤忠商事がセンチュリー21と提携し、センチュリー21・ジャパンが設立されます

最近ではクレヨンしんちゃんを宣伝キャラクターとして採用したり、 YouTube チャンネルを開設したりなどメディア露出も積極的に行っています

事業内容・ビジネスモデル

センチュリー21は不動産売買の仲介やそれに類するサービスを生業としています

センチュリー21自体が不動産を保有しているわけではなく、不動産を保有している会社に”センチュリー21″のブランドをある意味貸して、そのブランドを貸し出した先の会社が不動産の売買を行います

いわゆる、フランチャイズですね

センチュリー21はフランチャイズ先の会社に不動産売買のノウハウを教えたり、そのブランドを使って貰うことにより、ノウハウを教えるサービス料やブランド使用料を得て収益を得ています

これがなかなか分かりづらいんですよね〜笑😅

最初はなかなか儲け方がイメージできなかったですね

事業自体は不動産のコンサルティング業と言った方が近いのかもしれません

事業内容としては不動産業だけです

大体の会社は複数の事業を持っていることが多いですが、不動産業をベースにしたフランチャイズに関連するもののみです

なかなか取っ付きづらい事業内容ですが、新卒採用向けのHPの説明がけっこう分かりやすかったので参考にしてみてください

センチュリー21・ジャパンの取引市場

センチュリー21・ジャパンは日本市場のみで、海外市場の取引はありません

なぜなら、海外には日本と同じようにセンチュリー21のフランチャイズ店舗があるからです

だから、国・地域別に完全分業されているわけですね

センチュリー21国際本部との資本関係

これまた珍しいことに本体のセンチュリー21とセンチュリー21・ジャパンには資本関係がありません

なぜならこちらの図が示すようにフランチャイズの業態を取っているからですね

また、こちらの大株主の状況を見てもわかるように筆頭株主は伊藤忠商事です 

センチュリー21ジャパンはグローバル本部のセンチュリー21の子会社というわけではなく、センチュリー21というブランドを借りて独自に事業を運営しているということです 

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現状分析

分析の基準

分析は“【高配当株】ポートフォリオの作り方、選び方の基準を解説!【ブログ】“で書いた基準と比較しながら行っています😀

詳細を知りたい方は参考にしてみてください!

収益状況

営業収益は2017年に最高益を記録しましたが、その後はやや下降傾向が続いており、収益力の低下が気になります

後で説明しますが、財務状態はかなり健全です

なので、投資に値するかのポイントは今後の収益と個人的には考えています

それについては、将来性で詳しく解説します

一株当たり利益EPSも2017年に最高値を付けたまま、その後は下降気味…😅

自己資本利益率ROEは、下降傾向にはあるものの高い水準をキープしています

続いて営業利益率

営業利益率もかなり高い水準で問題ありません

また、20%を下回った年がありません

こんなに営業利益率が高い企業はほんとんど無いんじゃないでしょうか笑

財務状況

財務状況を見ていきましょう

総資産

総資産はキレイな右肩上がりで問題ありません

着実に資産規模を増加していってます

続いて自己資本比率

自己資本比率もかなり高い水準で全く問題ありません

センチュリー21自体が不動産を保有するわけじゃないので、恐らく大規模な借入金か必要ないからでしょう

ちなみに不動産業界最大手の三井不動産は2022年1月時点で33%です

業績推移(通期)│財務・業績│株主・投資家情報│三井不動産
三井不動産グループの通期業績推移をご紹介。

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配当

2021年までは減配無しでした

最近の収益低下のためか、2021年にここ10年で初めての減配となっています

売上は戻ってきているようですので、これ以上の減配は無さそうと個人的には思っています

配当性向は概ね50%を超えており、株主還元への意識の高さが感じられます

少なくとも売上をキープして、配当金もキープし続けて欲しいですね

株主優待

残念ながら株主優待はありません😓

株価

株価は2017年からキレイな右肩下がり笑

株価が下がり続けてくれたお陰で配当利回りが向上してくれた格好です

株価下げ幅と配当金の比較

株価の変動と配当金を比較してみましょう

下の表は各年の配当金と株価の変動額を比較したものです

株価変動(5日移動平均)差額配当金
2018年3月期1374-1477‐10350
2019年3月期1192-1374‐18250
2020年3月期1230-11923850
2021年3月期1095-1230‐13550
トータル1095-1477‐382200

これを見る限りは配当金よりも株価のマイナスの方が大きいです

つまり、配当金でカバーできないほど株価のマイナスが大きく、この5年間でセンチュリー21に投資した人はトータル的に損をした人が多いという事になりそうですね😅

ただ、株価はようやく底を迎えた感があると個人的には感じています

仮にまた株価か下がっても、今までのように配当金以上に株価が下がることはなさそうかな〜と思っています

株価が底を迎えたと感じる理由
  • 2021年の売上高が戻った
  • 配当金利回りが4%を超えた
  • チャート上は短期的に上昇トレンド突入?

で、あれば今から投資すればトータル的にはプラスになるのではないかと目論んでいます

まあ、皮算用かも知れませんけどね😅

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将来性

冒頭でも説明した通り、センチュリー21を買うかどうかは今後の収益性にかかっていると思います

(財務状態は盤石なので笑)

では、今後の不動産業界を見据えるとどうなんでしょうか?

なんとなくのイメージだけで言うと、日本は人口減少に伴い、不動産の需要も低下して、結果的に不動産業界の将来は芳しくない…と想像してしまいます

取扱物件の種類

ここで注目したいのはセンチュリー21の取扱物件なのですが、センチュリー21の取扱物件の種類はIR資料やHPでは見つけられませんでした😅

引き続き調べてみて見つけたらアップデートしようと思います笑

取扱物件の所在地

物件の所在地に関する資料は直接見つかっていませんが、恐らく多くは首都圏及び関西圏に集中しているみたいです

理由は加盟店の所在地です

こちらを見ると分かるように首都圏と関西圏に加盟店が集中しているからですね

個人的には首都圏と関西圏に強いという事が大事だと思っています

こちらは首都圏と近畿圏の中古マンション、中古戸建の流通件数と価格の推移を表したグラフです

中古戸建はほぼ横ばいですが、中古マンションは伸びています

近年の不動産価格は二極化が進んでいると言われており、過疎地の物件はより安く、人気のエリアはより高くなっている傾向があります

センチュリー21はこれが下支えとなり、将来的に大きく売上が落ち込む可能性は低いと考えています!

つまり、配当金もそこまで下がらないとの個人的見立てです😎

中期経営計画

センチュリー21の中期経営計画はちょっと見つかりませんでした…

誰か知ってる人がいたら教えてください笑 

注目高配当株

これ以外にも個人的に注目している銘柄をこちらで紹介していますので参考にしてみてください😀

日本特殊陶業

日本特殊陶業は既に高配当ですが、電気自動車にも使われる個体電池が今後さらに伸びる可能性を秘めていて、注目の銘柄です

こちらの“【銘柄分析】日本特殊陶業:5334 スパークプラグの次は全固体電池【高配当株】“でも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください😎

バルカー

バルカーは工場などで使われるシール製品で有名ですが、半導体製造装置に欠かせない部品も作っています

デジタル化に欠かせない部品を作っているので、現時点で既に高配当ですが今後の成長にも期待できます!

こちらの“【銘柄分析】バルカー:7995 半導体関連事業の成長に期待!【高配当株】“で詳細な分析をしていますので参考にしてみてください😀

まとめ

まとめます!

この記事では、センチュリー21の財務状態・収益性・将来性について考察しました!

そして、個人的には『ちょこ買い』だと判断しました

財務状態は抜群で、収益性についても将来的に減配するまでの落ち込みはないと考えています!

なので、今ぐらいの株価であればちょこ買いをしていこうと思います😎✨

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以上となります!

ご覧頂きありがとうございました!

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