こんにちは!
機械系バイヤーのザク(@zaczac_21_1)です!
サイトをご覧いただきありがとうございます。
今回のテーマはこちら。
【持株会】メリット・デメリットと基本の簿価単価を分かりやすく解説!
です。
それでは早速いきましょう!
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結論:フルベットは避ける
結論はこれです。
やってもいいけど、フルベットは避けるのが無難
これを聞いてギクッとした方は、積立額の見直しを考えた方が良いかもしれません。
フルベットを避けた方が良い理由をメリットとデメリットを交えながら解説していきます。
持株会のデメリット
持ち株は資産運用の鉄則から外れやすい
基本的に資産運用はリスク分散が鉄則です。
持ち株であればドルコスト平均法による毎月積立てで、株価の変動リスクを分散しています。下図のような買い方ですね。
それなのに銘柄は自分の会社にだけ集中投資しているのはおかしいと思いませんか?
ドルコスト平均法で株価の変動リスクを分散させるのと同じように、様々な銘柄に投資する事でリスクを分散させる必要があります。
銘柄を考えるだけでなく、株以外の債権などにも分散投資した方が良いですね。
なぜなら、株価の予想は誰にもできないからです。
あなたの会社が10年後も同じように利益が出せているでしょうか?
株価が上昇しているかでしょうか?
更にその先は?
確信が持てなければ鉄則通り分散投資した方が無難です。
持ち株は好きなタイミングで売れない
持ち株は好きなタイミングで売れません。
理由は、インサイダー取引防止のためです。
会社ごとにどの程度制限が違うのかは不明ですが、私の会社であれば、各四半期の決算発表前は株の売買が社内規則により禁じられています。
図で示すとこんな感じです。
1年の半分程度が売買を制限されてます笑
当然ですが社員である間は、持ち株会から引き出した後も同じように制限されてしまいます。
持株会勧誘時の資料が誤解させる
持株会の私の体験談
これは本当に注意が必要です。
会社によるのかも知れませんが、私の会社の持ち株会への誘い文句は今思えばほぼ詐欺やんと思うレベルです。(言い過ぎ笑)
正直これで私は引っかかりました笑
まあ、会社の言う事を鵜呑みにして引っかかった私が悪いんですけどね。
でも、こういう人って多いと思うんですよ。
私の周りにも「とりあえず奨励金あるし、やっとくか」というスタンスの人が多いですね。
ですから、この記事の読者の人たちには気付いて欲しいわけです。
持株会の資料が誤解させる理由
資料が誤解を生みやすくもはや詐欺と思う理由は下記です。
利益が大きく出ている部分だけを抜粋している。
これですね。意図的かは不明ですけどね。
どういうことか解説していきます。
基本的にドルコスト平均法で毎月同額を積み立てている場合、いつから積立を始めたかで大きく結果が異なります。
特に、株価が順調に成長してきたけど、最近株価が停滞あるいは下降している会社に勤めている場合は要注意です。
この場合、積立歴が長ければ、株価が安い時に多くの株を買い、株価が昔より上昇したため、今おいしい思いをしている社員がいるかもしれません。
しかし、最近始めたけど、昔ほど株価が上昇せず停滞あるいは下降している場合は、高い株価で買ったのに、今の株価は安くなってしまったため、むしろ損しているという可能性があります。
それを会社側は上手に切り取って、得をしている期間だけを持ち株会の資料に記載している場合があります。
私の会社がまさにそうです。
先輩社員の声にも注意
更に注意なのは、上記の場合、先輩社員に聞くと得をしたからオススメだよ!と言われてしまう事です。
この場合、先輩社員は株価が安い時にたまたま買っていたから得をしているだけの可能性が高いです。
自分の信頼している先輩が言っていたら持ち株会は良いんだと勘違いする可能性があるので、しっかりそのカラクリを見極めましょう!
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持株会のメリット
持株会は奨励金が貰える
持ち株の奨励金は確かにメリットです。私の会社であれば、奨励金として積み立て分10%が投資金額に追加されます。具体的にはこんな感じです。
月々の積立額:10,000円
奨励金:1,000円
月々の合計積立額:11,000円
このように毎月ちょっと多めに積立てる事ができます。
通常株価の利回りは1桁台というのが相場ですから、10%の奨励金があれば既に10%の利回りが発生しているのと同じような感覚です。
更に持ち株の株価が今後もある程度上昇していくとあなたが予想するなら、分散投資の一角として、持ち株の積立をするのはアリだと思います。
しかし、既に言った通りフルベットは危険ですので積立額には注意が必要です。
持株会は少額投資ができる
持ち株会は通常の株の取引と異なり1000円程度から少額で投資ができます。
通常の株の売買では100株単位での取引が基本となるので、少ない金額から始める事ができます。
しかし、少額投資は持ち株以外でも可能です。例えば、投資信託です。
投資信託であれば100円からでも可能です。
有名な楽天VTIやeMaxis slimシリーズなどがその典型例ですね。
私もこれらに投資しています。
持ち株の損益確認方法~簿価単価とは?~
確認するのはこの2点です。
・「簿価単価」
・「今の持ち株の株価」
「簿価単価」とは
「簿価単価」の意味は、要するに持ち株の平均取得単価の事です。
式で表すと、
簿価単価(平均取得単価)=積立額の合計÷持っている株数
となります。
例えば、10万円積み立てていて、持っている株数が100株なら、簿価単価は1000円という事になります。(1000円=10万円÷100株)
簿価単価を確認する方法は2つあります。
①証券会社から定期的にハガキが送られて来るのでその中身を確認する。
②電話で総務課に問い合わせる。
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「今の持ち株の株価」を確認する
簿価単価に加えて、もう一つだけ確認するものがこれです。
これは、会社名+株価でググればすぐ出てきます。
例えば、「トヨタ 株価」でググると一発目に出てきます。
「簿価単価」と「今の持ち株の株価」を比較する
そして、「簿価単価」と「今の持ち株の株価」を比較します。
「簿価単価」>「今の持ち株の株価」であれば損
「簿価単価」<「今の持ち株の株価」であれば得
という事になります。
具体的に得している額、損している額を知りたいときは、
(「簿価単価」ー「今の持ち株の株価」)×「持っている株数」の絶対値
で算出できます。
持ち株会を既に始めている人は、まず自分の状況を確認してみましょう!
自分の状況を確認するには持株会の投資報告書を見てください!
定期的に会社から配られます
こちらで確認方法を紹介していますので参考にしてみてください😀
持株会の株っていつ売れば良い?
皆さんは持株をいつ売るか考えたことはありますか?
これは私たち持株会をやっている人にとっては非常に重要なことです
売却タイミングを失敗すると得するどころか損失を被る可能性も秘めています😥
そうならないために今のうちから売却タイミングを考えておくことが大事です!
こちらの 売却タイミングを考える という記事で詳しく解説しています😀
低リスクな高配当株投資で練習!
持株会の明細を確認している皆さんは、資産運用に少なからず興味を持たれている方たちだと思います
実際、私も持株会がきっかけの一つとなって、他の資産運用にもチャレンジしている一人です😄
私も投資を始めた時は不安な気持ちがありましたが、少額から始めたことで少しずつ慣れていきました笑
資産運用は早く始めるほど効果が大きいと言われていますので、まだちょっと…という方も少しずつでいいので始めててみてください😀
個人的には高配当株投資を少額から始める事が初心者にはちょうど良いんじゃないかなと感じてます
なぜなら、高配当株はローリスクローリターンな投資手法だからです
高配当な企業は基本的に成熟企業が多いです
例えば、三井住友FGやNTTなどですね!
こういう企業は大きな成長がそこまで見込めない代わりに、収益性や財務基盤が盤石で、それを原資に配当として株主に還元して投資家を呼び込んでる場合が多いです
私が高配当株を始めた時の経験を【実録!】7年目リーマンがSBIネオモバイル証券(ネオモバ)で高配当株投資を始めてみたで公開していますので参考にしてみてください!
まとめ
まとめます!
持ち株会はやっても良いけど全力で集中投資するのはやめといた方が無難です!
理由は、3つ
ただ、分散投資の一角として考えるのはアリです!
以上となります!
読んで頂きありがとうございました!
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コメント
初めまして。
最近自社の持ち株会を始めました。
外資系の会社でロンドン市場の株を持ち株会で購入しています。
現在の会社の株価と簿価単価の数字がかけ離れているのですが、外貨のため£と円の計算もしないといけないですか?
単純に簿価単価と株価を比較はできないですか?
コメントありがとうございます(^^)
会社の株価と簿価単価は同じものではないので、数字がかけ離れていても大丈夫ですよ
そして、比較はできます。というか、ちゃんと比較して自分が損しているのか得してるのか確認をしてみてください(^o^)
簿価単価は自分の株の平均取得単価となります。
(自分がいくらで株を買ったかの数字)
なので、簿価単価の方が高ければ得している
簿価単価の方が低ければ損しているということになります。